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茨城県(納豆県)にいると言われる妖怪一覧

  • アズキアライ

音の怪。小豆洗い。川辺で小豆をとぐような音をさせる。

 

  • アマンジャク

音の怪。天邪鬼。ヤマビコはアマンジャクが山中でまねをするのだという。

 

  • イクチ

動物の怪。怪魚。太さはさほどではないが長さ数百丈あり、うなぎのごとく総身ぬめりがあって油が多い。舟を乗り越えるに一、二刻もかかり、フノリのようにねばる油をおびただしくこぼすので舟は沈んでしまう。従って舟人は黙って油を器物に受けて海にこぼす。

 

  • ウバメトリ

家に来る怪。ウブメの類か。衣服を夜干しすると、ウバメトリがわが子の着物と思ってその着物に乳をしぼる。その乳には毒があるという。

 

  • カクレザトウ

家に来る怪。隠れ座頭。隠れ座頭に隠されるといい、隠れ座頭の餅を拾うと長者になるという。

 

  • カッパ

水の怪。河童。那珂郡大宮町岩瀬─真木という家の先祖が、牛久沼で河童の指を拾った。夜、河童は夢枕に立ち、秘薬伝授することで戻してもらった。薬は岩瀬万応膏という。六会村では師走朔さく日じつにカピタリ餅またはカワッパ餅を搗く。その餅を屋敷を出てから最初に渡る橋の下へ「河童にやる」または「川の神様にあげる」といって供える。行方郡現原村─芹沢と捻木の間を流れる手奪川で武士の馬を引こうとし、腕を切られた。金創接骨の妙薬と毎日魚を献ずることで許してもらった。魚が途絶えたら死んだと思ってくれといっていたが、数年後、一日途絶えたので下男を見にやると河童の死体があった。享和年間、水戸浦から上がった。大きさ三尺五寸余、重さ十二貫目。船に飛び込んだところを叩き殺したが、その時した屁があまりに臭く、船頭はのちに患った。尻に穴が三つあった。総体骨がないようで、打つと首が胴のなかに八分目ほど入った。胸肩張り出し背は虫のようであった。

 

  • カブキリコゾウ

道の怪。小さいおかっぱの小僧。おちょんちょんな着物を着、寂しい山道や夜道に出て「水飲め茶飲め」という。貉が化けたものという。

 

  • カワボタル

光の怪。川蛍か。印旛沼の怪火。夏秋の夜、特に雨の日に多く出る。蹴毬ほどの大きさで、光は蛍火に似る。舟に乗ってきたとき、舟棹で叩くと砕け散って舟一面になり、生臭さは譬たとえるものもないほどだった。油のようにぬらぬらしたという。

 

  • キツネノカイ

動物の怪。真壁郡真壁町。農民が江戸の屋敷に奉公していたが、悪戯狐を松いぶしにかけた。狐は復讐のためその農民に化けて真壁村に行き「おれは強盗の仲間に入った。仲間がつかまり、おれも追われている。妻子に累いが及ぶからこの村を去れ」といって、一家を村から去らせた。

 

  • ソウコタヌキ

動物の怪。宗固狸。飯沼弘経寺(結城郡飯沼郷)に墓がある。寺の僧に化け、寺の納所などを扱っていた。ある日、昼寝をして正体を現したが、長く仕えたというのでその後も給仕をさせていた。

 

  • タヌキノカイ

動物の怪。麻生の里から九里ばかりの所に七またという広野があった。ある武士が夜にここを通ると、美しい衣を纏まとい、華やいだ帯をしどけなく結んだ女が出てきて同行を乞うた。武士は言い寄って手を取り、胸のあたりに刀を刺した。翌朝、見ると毛の長い狸であった。

 

  • テング

山の怪。天狗。高萩市中戸川の農民が山で炭を焼いていると、毎日、天狗が現れて二人で相撲をとった。天狗は木をどんどん折ってくれた。ある日、天狗は「お前が四足と二足を食わなければ一生の暮らしをつけてやる」といい、その代わり二人で遊んだことは他言無用といった。しかし、天狗のいった意味がわからなかった農民は人に訊たずね、つい全てを話してしまった。翌日からは天狗は現れなくなったという。

 

  • テングダオシ

山の怪。天狗倒し。土岳。木を倒し、石を転がす音をさせる。

 

  • トビモノ

火の怪。多賀郡高岡村(高萩市)でいう。コンニャク玉がトビモノになって、黄色の光を発して飛ぶことがあるという。山鳥が夜飛ぶと光を放つので、トビモノとよく間違えられる。

 

  • ムジナノカイ

動物の怪。貉の怪。上君田。炭焼き小屋に毎晩女が現れた。悪戯がひどいので殺すと、貉が正体を顕した。貉は二尾いっしょにならないと女に化けられないともいう。

 

  • ユキオンナ

雪の怪。雪女。常陸の雪女は子供をだましにくるという。